2010年1月2日土曜日

パンダなんかを100万ドルでレンタル予定の上野動物園のお馬鹿ぶり


上野動物園の見栄だろうか?
どうしてもパンダが欲しいらしい。
足元を見た中国は2頭で年100万ドルと、法外な値段をふっかけてきた。
「毎年100万ドルをよこせ」というのである。今に始まった話ではないが…。

動物愛護の精神からして、パンダのように希少で特殊環境に適応した動物を日本に連れてくるのは望ましくない。

パンダは竹を食べることで有名だが、「竹なんぞは日本中どこでも生えている」と思ったら大違い。パンダは贅沢にも特殊な竹か食べないのである。
さらには肉や果物も食べることが判明しているので、それらを取り混ぜた食費は、一頭あたり1日1万円程度かかる。コアラの1日4万円に比べれば割安だが、それでも年間で2頭分800万円の費用がかかる。
実際には専用の飼育員を配置したり、飼育舎の管理などで、経費としては2頭トータルで1億円くらいかかるものと思われる。

動物園なのだから「目玉となる貴重な動物を飼育したい」という願望を抱くのは痛いほどよく解る。特に、上野動物園は「日本一の動物園」というブランドにこだわっている。

上野動物園の入場者数は減少が続いており、北海道旭川市の旭山動物園に入園者数で追い抜かれるのは時間の問題と言われている。

地理的に明らかに不利な環境にある旭山動物園に抜かれるとは、「上野動物園の基本的経営体質に問題がある」と指摘されても仕方ないだろう。

金で有名選手の頬をひっぱたいてかき集め、野球をつまらなくさせたナベツネジャイアンツと同じような発想しか上野動物園にはないのかもしれない。

「入場者数が減ったのはパンダがいないからであり、パンダを見せれば入場者数も回復する」と経営陣が考えているのならば救いようのない話である。

パンダを日本で飼育すること自体に問題があるし、適正な価格ならともかく、足元を見られてふっかけられているのに、それに乗ってしまう姿勢は誠にいただけない。

以前と違って、日本人はパンダに対する思い入れなど既になくしている。上野動物園はもっと違う形で営業法を考えるべきである。

日本国内でパンダの繁殖に成功して、パンダ輸出国にでもなれば話は別だが…。

上野のパンダ、年内にも復活…中国から2頭


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