2009年9月13日日曜日

日本航空 デルタ航空に身売りか?

  
日本航空(JAL)、再建をかけ、米・デルタ航空との資本/業務提携を検討へ

経営再建中の日本航空が世界最大の航空会社、米デルタ航空から出資を受け入れ、資本・業務提携を検討している。

≪経営改善計画の柱とし、国境を越えた航空再編によって再建を軌道に乗せる。実現すれば世界有数の航空グループが生まれ、航空業界の勢力図が大きく変化しそうだ。≫

などと言っているが、「国有財産の叩き売り」というのが実態である。事実上の国営企業だからだ。「かんぽの宿」と全く同じパターンである。
自民党や天下りがさんざん利権で甘い汁を吸いまくって、やばくなったので二束三文で叩き売り、証拠隠滅も兼ねるパターンである。
こんな吸血国策会社に累積数兆円の税金をむしり取られた国民はいい面の皮である。

散々会社を食い物にして逃げたり退職した連中は「逃げ得」だった。現職の連中も高い給料であぐらをかいているが、身売りされたらリストラの嵐である。国策会社のなれの果てというか、自民党政権下では必然的結果だった。

≪日航が数百億円規模の第三者割当増資を実施し、デルタに割り当てる案が有力で、デルタは日航の筆頭株主になる見通し。
日航は、デルタと国際路線の共同運航(コードシェア)などで運航効率を高め、事業基盤を強化する。≫


デルタがほしいのはボロ会社本体ではなくて、資産の方である。それでもずうずうしく日本政府に様々な理由を付けて金を要求してくるだろう。しかし、民主党政権が拒否する可能性もあるので、この話は頓挫するかもしれないな。 何も自民党の尻ぬぐいをしてやる必要もないからな。
裏で何やら取引しているのなら別だが…。

≪日航は国際線で不採算路線を大幅に廃止するが、デルタとの共同運航によって利用者の利便性を確保し、顧客離れを防ぐとみられる。≫

ものは言い様である。赤字路線を切り捨てて、黒字だけ残せばそれは儲けも出るだろう。

≪日航は、航空業界の競争激化、燃料費の高騰、新型インフルエンザによる利用者減少などで業績不振が続いている。2009年4~6月期連結決算は990億円の純損失(赤字)だった。≫

「放漫な経営体質でズタボロになりました」と書けばいいものを、何を気取っているのだろうか?

(参照)
日本航空という不可解な会社


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