2008年11月26日水曜日

メキシコ空港に居座るホームレス日本人の恥さらしぶり?



一昔前には「ヒッピー」という人種がいた。

ヒッピー

Wikipediaによると、

≪ヒッピー(英:Hippie)とは、伝統・制度などの既成の価値観に縛られた社会生活を否定することを信条とし、また、自然への回帰を提唱する人々の総称。1960年代後半に、おもにアメリカの若者の間で生まれたムーブメントで、のちに世界中に広まった。 彼らは自然と愛と平和と芸術と自由を愛している。≫

背景にはベトナム戦争への若者の反発感情があった。
そのヒッピースタイルは日本にも伝えられた。徴兵制度のない日本では、アメリカほどの真剣さは当初からなく、単なるファッションだった。それでも団塊の世代の連中は、日本人のフォーク歌手がそれらしく歌っている反戦歌謡にムードだけ酔っていたのである。
ヒッピースタイルは欧米人がやるとかっこいいのだが、日本人の姿はいまいちだった。やはり猿真似はあまりかっこうよくない。
日本ではその後独自進化を遂げ、「フーテン」になった。

フーテン(瘋癲)Wikipedia

≪定職を持たず街中などをふらつくこと。またはその人≫

Wikipedia は何故かフーテンに冷たい。
一応当時一大文化を築いたのだから、もう少しマシな解説を誰か書いてくれ。
(俺が書いてもいいけど、メンドい)

フーテンというと「フーテンの寅さん」を想起してしまうが、彼のスタイルはフーテン族とは無縁である。

フーテンのイメージ的としては、「ニートがヒッピー風の恰好をしている」といったところか。

ニート

≪内閣府の定義
内閣府の「青少年の就労に関する研究調査」で用いられる定義は、「高校や大学などの学校及び予備校・専修学校などに通学しておらず、配偶者のいない独身者であり、ふだん収入を伴う仕事をしていない15歳以上 34歳以下の個人である」としている。なおこの調査では、家事手伝いについてもニートに含めるとしている。≫


今回の野原氏の年齢は41歳なので、政府が認定するところの「ニート」には含まれない。彼に関する情報が少ないので分類しづらいが、日本に彼の住居が存在すれば「ホームレス」には該当しない。
「フーテン」の生き残りと見なした方がいいだろう。

空港で3か月生活する日本人男性、メキシコ

≪メキシコ・メキシコシティー国際空港で3か月寝泊まりを続けている東京都出身のフリーター・野原弘司さん(41)は、観光目的でメキシコを訪れた。最初はホテル暮らしをしていたが、所持金が少なくなってきたため、空港で寝泊まりしているうちに3か月が経過した。≫

無銭旅行である。こういうことをやっている若者は結構多い。しかし40を過ぎてはちょっと珍しいだろう。

≪珍しい日本人がいるということで、地元メディアがこぞって取り上げ、記念撮影やサインを求める人がひっきりなしに訪れている。≫

メキシコは親日国家である。「日本人は勤勉な金持ち」というイメージを持っているようだ。そのイメージと正反対の野原氏にショックを覚え、親近感を抱いたのかもしれない。たまたま彼の国籍が日本だったから起こり得た現象だろう。

≪野原さんは「(有名になって)びっくりしました。≫

それはビックリするだろう。

≪目的はね、外国で大成したいと。大物になりたいってのが目的ですね」と話す。≫

かなりお調子者のようだ。彼が20代ならチャンスはあったかもしれない。彼に精神的なものを期待しても無駄だろう。

≪ファストフード店が無料で食事を毎日差し入れし、空港警察も見てみぬふりをするなど、野原さんを温かく見守っているようだ。≫

野良犬を拾ってペットにしている感覚なんだろうな。

≪野原さんはメキシコ人に優しくしてもらった恩に感謝し、「今後はブラジルなど南米に行ってみたい」などと話している。≫

この人はインドあたりに行って少し苦労した方がいいかもしれない。

メキシコ発、空港の“ホームレス日本人”がなぜか人気者。

強制送還される時にはせめて風呂くらいは入ってくださいね。


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